を読みました。というか感じました。やっぱ言葉にするのが抜群に巧い人なんだなぁという読後感があります。言葉がすんなり入ってくるので、すごい内容を読んだ感じがしませんが、内容はすごい言葉だらけです。
広告コピーのひねり方を通じて、人に伝えるということの難しさと方法論が書いてあります。
特に面白かったのが第二章。目次あげておきます。
▼序章
はじめに 「発想法ではなく、発想体質を」。/「なんかいいよね」禁止。▼第1章 生きたコピーの書き方。
なぜ「たくさん」書かなければいけないか。/一晩で100本コピーを書く方法。/ボディコピーの書き方(超カンタン版)。/なぜ「短く」書かなければいけ ないか。/「描写」じゃない。「解決」なんだ。/人はコピーでウソをつく。/「アイラブ東日本」のウソ。/書き手のヨロコビ、受け手のヨロコビ(二毛作 ジェルのワナ)。/葉っぱから森をつくろう。/おじいちゃんにプレゼントを選ぼう。▼第2章 もっと伝えるために。
「原稿用紙」から世の中へ。/みんなが言いたいことを言わせてあげる。/オールブラックス115−0日本代表/スキがあるほうが、よくモテる。/カタチだ けの納得。ホントウの納得。/ポジティブでなければ、ネガティブアプローチじゃない。/いいメチャクチャ、悪いメチャクチャ。/ダメ出しを制約と思うか、 ヒントと思うか。/本当にすごいアイデアって(小さな工夫)。▼第3章 コピーを超えるコピー。
正論こそサービス精神をもって語ろう。/「1対1」と「1対100万」の違い。/企画書だけうまくなってはいけない。/そりゃそうだ。そういえばそうだ ね。そんなのわかんない。/「好きだから、あげる。」は、なぜ名コピーなのか?/80年代は納得の時代、90年代以降は空気の時代。/剣豪コピーと将軍コ ピー。/言葉はキャラクターである。/平凡と非凡。平凡と普遍。▼第4章 広告的「アタマのよさ」。
「くり返すことができる」が、プロ。/エンジンとガソリン。
みんなが言いたいことを言わせてあげる。あたりからぐいぐい引き込まれました。普段から思っていることをすばり言葉で書かれていておお〜という部分もあれば、なるほど!という部分もあり。著者のいう
- そりゃそうだ。
- そういえばそうだね
- そんなのわかんない
のそういえばそうだね。がツボにはまっている文章だらけです。
自分なりにまず思ったのは、この記事のタイトル。「まず自分のコピーを考えろよ」でした。中に載っている例題とか自分なりに課題つくって、とか考えたんですが、まず、なにより自分ですよ。自分。
日々の仕事に追われながら一生かかって考えるもの。とはいえそのときそのときで自分の中にだけは自分の売り文句を決めておきたいものです。
まずは出来ることから。第一章にある、沢山書く、からはじめたいと思います。(一応上の写真がそのOUTPUT)