私が最初に買ったPC(というか買ってもらったマイコン)はJR-200というので、モニタは家庭用モニタ(RF接続)でスイッチをオンするとBASICの画面になって、もちろんマウスはありませんでした(というかマウスという存在自体を知りませんでした)
Windows3.1からマウスを本格的に使い始めるわけですが、ボタンは2ボタンでした。仕事で設計で使ってたマウスは3ボタンでした。
マウスにホイールがつき始めたのはいつ頃だったでしょう?
インターネットの普及よりあとだと思います。初期のウェブは縦長のデザインは敬遠された記憶があります。(ウナギの寝床ホームページと表現したサイトもありました)
TodaysRemarkさんとか(1999年の記事です)
http://www3.coara.or.jp/~tomoyaz/higa9911.html#991112
上記ページの中に
すなわち現状での電算機の表示能力は書物に比べるとパラパラとページをめくる一覧性(ブラウジング能力)において大きく劣る。一方ページ内の上下方向のスクロール速度および検索能力ははるかに優れている。従ってウナギの寝床ページに理ありとするのがWebmasterの主張だ。
まったく同意ですが、1999年当時と違っているのはウェブはお気に入りからではなく、RSSリーダや検索エンジンからのアクセスが主流、ということ。それとホイールマウスの精度や機能の向上です。
一つのページに情報が多い(データが多い)とSEO上良くないとか、そのページを見たい人は見たい情報だけを見たい、とかありますが、そろそろホイールマウスを使用してウェブを見るということを前提にしないほうがいいような気がするのです。
いえ、私はよくある情報サイトの「次へ」というなんというかページビューを稼ぐためじゃないの?とか情報の分断が起きていたり、クリックしてもトップヘッダやら広告やらに次のページの表示にブロードバンドでも3秒くらいかかる仕組みがいい、と思っているわけではありません。
AJAXで画面変移とかそういう意味じゃなくて、もともとウェブのコンテンツってそんな1ページに沢山情報詰め込むもんじゃあないなぁ、と。漠然とですが。
制作会社がページ単価だからページに情報詰め込んじゃうってこともあるかもしれません。
でもまさしくこのブログとかそうですが、縦に長すぎです。時系列で積み上げるんでしょうがないですが、ホイールがあることでそれを良し、としちゃってます。
でも、ノートなら?ほとんどがタッチパッドです。これって精度によるでしょうけど、ホイールちょっと使いにくいです。今度のiMacAirは二本指でスクロールとかできます。これが主流になるのかもしれません。でも同時にピンチって機能もあります。むしろスクロールさせるんじゃなくて、コンテンツには拡大縮小で表示位置を調整させるのが主流になるのかもしれません。
ケータイのサイトとかほとんどが縦に長いです。スクロールキーを押しっぱなしにしてつぎつぎにリンクにカーソルが動いていく姿をぼーっと眺めているのは30代の私には苦痛です。(20代はどう思ってるんだろう?)
まぁなんの提案もしていませんが、漠然のウェブのデザインのあり方を考え直そうと思いました。(逃げ)