Prescottコアの478ピンのPentium4 3.2EGHzの新しいステッピングが出回り始めました。
どこがどのようになったか気になりましたので、調べてみました。Northwoodコアも参考に載せてみました。
Penitum4 | ステッピング | Thermal Guideline | Thermal Spec |
3.2EGHz | D0(Prescottコア) | 89W | 69.1℃ |
3.2EGHz | C0(Prescottコア) | 103W | 73.2℃ |
3.2GHz | D1(Northwoodコア) | 82W | 70℃ |
PrescottコアのThermal Guidelineがステッピングの違いで、D0の方が14W下がっています。CPUから出る熱が抑えられていることと、電源ユニットへの負荷が軽くなることの2点が、ステッピングの改良によるメリットだと思います。Thermal Specに目を移すと、D0の方が4.1℃下がっています。Thermal Specは、CPUの動作温度のようなものになります。ので、これが下がるということは、デメリットになります。Thermal GuidelineとThermal Specの両方の下がり幅を考えますと、今までよりも冷却は楽になると思います。トータルで考えると、メリットが多いと思います。
NorthwoodコアとD0ステッピングPrescottコアを比較すると、Northwoodコアの方がThermal GuidelineとThermal Specの両方とも優れています。静音重視で478ピンなら、Northwoodコアがオススメだと言えると思います。
今後もPrescottコアの改良がされるという話ですので、C0からD0のように熱対策が楽になることを期待したいですね。
次の機会に、775ピンのPentium4も調べてみたいと思います。