現在、主流のPentium4(478ピン)で質問が多いので、分かりやすくするため、表にまとめました。2.8GHz以上やPrescottになります。
Pentium4 | ||||
クロック数 | FSB | Thermal Guideline | コア | Hyper-Threading |
2.8GHz | 533MHz | 68.4W | Northwood | × |
3.06GHz | 533MHz | 81.8W | Northwood | ○ |
2.8CGHz | 800MHz | 69.7W | Northwood | ○ |
3GHz | 800MHz | 81.9W | Northwood | ○ |
3.2GHz | 800MHz | 82.0W | Northwood | ○ |
3.4GHz | 800MHz | 89.0W | Northwood | ○ |
2.8EGHz | 800MHz | 89.0W | Prescott | ○ |
3EGHz | 800MHz | 89.0W | Prescott | ○ |
3.2EGHz | 800MHz | 103.0W | Prescott | ○ |
2.4AGHz | 533MHz | 89.0W | Prescott | × |
2.8AGHz | 533MHz | 89.0W | Prescott | × |
同じクロック数があるPentium4は、クロック数の後ろにアルファベットがつきます。FSB 533MHzでA、FSB 800MHzでEがつくと、Prescottコアのことになります。FSB 800MHzで2.8GHz以下のNorthwoodコアには、Cがつきます。
各FSBで存在するクロック数を知っていないと、分かりづらいと思います。
Hyper-ThreadingはFSB 800MHzのPentium4のみに基本的にあります。例外として、3.06GHz(FSB 533MHz)もHyper-Threadingに対応しています。
「FSB 800MHz(478ピン)のNorthwoodとPrescottは、どっちがいいの?」と聞かれることがあります。Prescottはパイプラインの段数が増え、発熱量が増えてしまっています。パイプラインの段数が増えてしまったことにより、NorthwoodとPrescottのトータル的な性能差はあまりありません。静音化が当たり前となってしまった今では、発熱量の多さがデメリットになってしまいます。Prescottの仕様上、CPU周りの温度を下げないといけないという条件もあり、ケースを選ぶことがあります。電源も今までより品質が高く、容量が多いものを用意しないといけないことがあります。もし、マザーボードが対応していても、色々なパーツの変更を余儀なくされるかもしれません。このことから、478ピンのPrescottはオススメしにくくなっています。