RADEON X800XTは、RADEON 9800XTよりも消費電力が少ないという情報があります。具体的な数字が出ているところが少ないのですが、ワット数が載っているページがありました。
その情報を参考にし、表にまとめてみました。
ビデオカード | RADEON X800XT |
RADEON X800Pro |
RADEON 9800XT |
トランジスタ数 | 1億6000万 | 1億6000万(?) | 1億1000万 |
製造プロセス | 0.13μm Low-k技術 |
0.13μm Low-k技術 |
0.15μm |
メモリ | GDDR3 1GHz以上 | GDDR3 900MHz | DDR 730MHz |
消費電力 | 58.16〜67.54W | 38.45〜67.48W | 65〜75W |
トランジスタ数は増えているため、消費電力は増えます。しかし、製造プロセスが0.13μmへと縮小されたことと、Low-k技術のおかげで、RADEON 9800XTと比べて、同じぐらいか、少し減っていると思われます。
GDDR3(Graphics Double Data Rate 3)はビデオカード用メモリとして、DDRよりも高速、低消費電力を目的に開発されています。そのため、RADEON 9800XTと比べて、同じぐらいか、少し減っていると思われます。
以上の理由などから、RADEON X800XT/ProはRADEON 9800XTよりもトータルの消費電力が減っているようです。キューブ系ベアボーンキットでも、RADEON X800XT/Proを搭載できる機種がありそうです。もちろん、キューブ系ベアボーンキットに搭載されている電源、搭載するCPUを考慮しないと、電源容量不足になります。小型で高性能なゲームマシンを考えている人にとっては、良い選択肢になるかもしれないですね。
ATIのホームページに、RADEON X800Proの推奨電源容量を300Wと書いてあります。RADEON 9800XTと同じです。このことからも、RADEON X800ProがRADEON 9800XTの消費電力ぐらいだということが想像できます。
やはり、私のセカンドゲームマシン(高さ329×幅136×奥行き340mm、RADEON 9800Pro 128MB AGPが動作していた)にも、(工夫次第で)使えそうです。今、使っている電源でおそらく大丈夫そうなので、ケース内の熱対策を行えば、私の場合はRADEON X800XT/Proを搭載できそうです。
参考情報(forGamer.net)
http://www.4gamer.net/news/history/2004.05/20040511164517detail.html
参考情報(ATI)
http://apps.ati.com/ATIcompare/